寝る前になるとテンションが上がってしまう子には、楽しい本よりも気持ちを落ち着けやすい本の方が向いています。ポイントは、眠くさせることより、まず興奮を広げないことです。

この記事でわかること

  • 興奮しやすい子に寝る前の絵本を選ぶときのポイント
  • 0〜2歳 / 3〜5歳で意識したい違い
  • 気持ちを落ち着けやすいおすすめ絵本

興奮しやすい子の絵本の選び方

1

楽しい本より静かな本を選ぶ

笑える本や展開の強い本は、寝る前のテンションをさらに上げやすいです。落ち着いた空気で終わる本の方が使いやすいです。

2

短く終わる本を優先する

話が長いほど会話が広がりやすく、興奮が続きやすくなります。まずは短くて流れを切りやすい本が向いています。

3

声のテンポを落としやすい本を選ぶ

寝かしつけでは内容よりも、読む声のテンポや空気感が効くことがあります。ゆっくり読んでも違和感のない本が使いやすいです。

興奮しやすい子に絵本は逆効果?

本によっては逆効果になります。特に、寝る前にテンションが上がりやすい子は、絵本そのものより選ぶ本の方向性が重要です。

  • 笑える本
  • 会話が広がる本
  • 冒険っぽい本
  • テンポが速い本

こうした本は昼に楽しむ方が向いています。夜は、静か・短い・安心感がある、の3つを優先した方が失敗しにくいです。

【0〜2歳】興奮しやすい子に選びたい絵本

0〜2歳は内容理解よりも、声のリズム・長さ・安心感の影響が大きいです。興奮しやすい子ほど、短くて繰り返しのある本に戻した方が整えやすいです。

まずは、短くて落ち着きやすい本を比較表で絞ってください。特に「気持ちを落ち着けたい」「短く読める」が目印になります。

絵本 対象年齢目安 悩みタグ ひとこと
すやすや おやすみ 0歳頃〜
繰り返し系気持ちを落ち着けたい
やさしい繰り返しで眠る流れを作りやすい
おつきさまこんばんは 0歳頃〜
短く読める気持ちを落ち着けたい
短く静かに読みたい夜に使いやすい、定番の1冊
ねむたい ねむたい 0歳頃〜
短く読める繰り返し系
言葉のリズムで眠る空気に寄せやすい
おやすみなさい 0〜2歳頃
短く読める気持ちを落ち着けたい
寝る時間の流れをそのまま作りやすい1冊
すやすや おやすみ

すやすや おやすみ

著者:文:石津 ちひろ / 絵:酒井 駒子

対象年齢目安:0歳頃〜

内容紹介:眠る前の静かな流れを、やわらかい言葉と繰り返しのリズムで味わえる絵本

絵・空気感:

静かやさしい安心感がある

こんなときに向く:やさしい言葉の繰り返しで、気持ちを静かに落としたいとき

寝かしつけで使いやすい理由:眠りに入る場面がくり返されるので、読む側も一定のテンポを保ちやすいです。全体にやわらかく静かな空気があり、寝る前の1冊として使いやすいです。

注意点:盛り上がる展開は少ないので、昼間の読み聞かせでは反応が薄い子もいます。

おつきさまこんばんは

おつきさまこんばんは

著者:林明子

対象年齢目安:0歳頃〜

内容紹介:夜の空に浮かぶお月さまの表情を通して、静かな時間をやさしく味わえる絵本

絵・空気感:

静かやさしい安心感がある

こんなときに向く:まずは失敗しにくい1冊を選びたいとき/寝る前に気持ちを落ち着けたいとき

寝かしつけで使いやすい理由:文章が短く、流れも静かなので、寝る前でも気持ちを上げにくいです。親が疲れている夜でも読みやすく、最初のルーティン本にしやすいのも強みです。

注意点:にぎやかな展開が好きな子には、少し静かすぎることがあります。

ねむたい ねむたい

ねむたい ねむたい

著者:作:やぎゅう げんいちろう

対象年齢目安:0歳頃〜

内容紹介:眠たさの空気を、短い言葉のくり返しと穏やかな流れで味わいやすい絵本

絵・空気感:

静か余白がある落ち着いた色合い

こんなときに向く:くり返しの言葉で、自然に眠い空気へ寄せたいとき

寝かしつけで使いやすい理由:「ねむたい」という言葉そのもののリズムが強く、読んでいるうちに空気が落ち着きやすい1冊です。短くテンポも一定なので、毎晩くり返しやすいです。

注意点:言葉遊びの感覚が強いので、絵本にストーリー性を求める人には少し単調に感じるかもしれません。

おやすみなさい

おやすみなさい

著者:文:大阪YWCA千里子ども図書室 / 絵:大塚 いちお

対象年齢目安:0〜2歳頃

内容紹介:寝る時間へ向かう流れを、シンプルで落ち着いた空気のまま感じやすい絵本

絵・空気感:

静かやさしい落ち着いた色合い

こんなときに向く:「そろそろ寝る時間だよ」を自然に伝えたいとき

寝かしつけで使いやすい理由:最初から最後まで寝る時間の空気で統一されていて、就寝前の流れにそのまま乗せやすいです。短く読み切りやすいので、眠そうな夜でも使いやすいです。

注意点:かなりシンプルな本なので、1冊で長く楽しませたい人には少しあっさり感じることがあります。

【3〜5歳】興奮しやすい子に選びたい絵本

3〜5歳は、ただ短いだけではなく、安心して終われることも重要です。気持ちが高ぶりやすい子には、静かな物語ややわらかい言葉の本が合いやすいです。

3〜5歳向けは、気持ちを落ち着けやすいかどうかを中心に比べるのがコツです。比較表ではタグとひとことで絞ってください。

絵本 対象年齢目安 悩みタグ ひとこと
おやすみなさいのほん 3〜5歳頃
気持ちを落ち着けたいルーティン化しやすい
眠る流れに静かに気持ちを向けやすい1冊
おやすみなさい コッコさん 3〜5歳頃
気持ちを落ち着けたいさみしさに寄り添う
夜の静けさの中で、眠る流れに入りやすい1冊
よるくま 3〜5歳頃
気持ちを落ち着けたいさみしさに寄り添う
さみしい夜に寄り添いやすい、静かな定番
あたし、ねむれないの 3〜5歳頃
気持ちを落ち着けたい眠れない・不安がある
眠れない気持ちに寄り添いやすい1冊
おやすみなさいのほん

おやすみなさいのほん

著者:文:マーガレット・ワイズ・ブラウン / 絵:ジャン・シャロー / 訳:いしい ももこ

対象年齢目安:3〜5歳頃

内容紹介:眠る前の空気をそのまま味わうように、静かな流れで気持ちを整えやすい絵本

絵・空気感:

静か安心感がある落ち着いた色合い

こんなときに向く:寝る時間なのに気持ちが切り替わらないとき、眠る流れを絵本で作りたいとき

寝かしつけで使いやすい理由:眠ることそのものに気持ちを向けやすい本で、寝る前の空気に入りやすいのが強みです。短すぎず長すぎずで、3〜5歳でも物足りなさが出にくいです。

注意点:刺激は少ないぶん、派手な展開が好きな子には最初は食いつきが弱いことがあります。

おやすみなさい コッコさん

おやすみなさい コッコさん

著者:作・絵:片山 健

対象年齢目安:3〜5歳頃

内容紹介:夜の空気とお月さまとのやり取りを通して、眠る前の静かな時間を感じやすい絵本

絵・空気感:

静かやさしい余白がある

こんなときに向く:寝る時間になってもまだ起きていたい子、夜にひとりだけ眠くない感じが出やすいとき

寝かしつけで使いやすい理由:眠っていないコッコさんとお月さまの対話が中心で、静かに話が進みます。夜の雰囲気はあるのに怖すぎず、安心感を残したまま終わりやすいのが使いやすいです。

注意点:月や夜空への感覚がまだ薄い子には、最初は良さが伝わりにくいことがあります。

よるくま

よるくま

著者:作:酒井 駒子

対象年齢目安:3〜5歳頃

内容紹介:夜の静かな時間の中で、さみしさや甘えたい気持ちにやさしく寄り添っていく絵本

絵・空気感:

やさしいあたたかいしんみり

こんなときに向く:寝る前に少しさみしさが出やすい子、甘えたい気持ちが強い夜

寝かしつけで使いやすい理由:夜の静かな空気の中で、おかあさんを探すよるくまと男の子のやり取りがやさしく進みます。怖がらせる方向ではなく、最後はあたたかさに戻るので、寝る前でも気持ちを落ち着けやすい1冊です。

注意点:しんみりした雰囲気があるので、明るく元気な展開を求める子には少し静かすぎることがあります。

あたし、ねむれないの

あたし、ねむれないの

著者:作:カイ・ベックマン / 絵:ペール・ベックマン / 訳:山内 清子

対象年齢目安:3〜5歳頃

内容紹介:眠れない気持ちや不安な気分に寄り添いながら、少しずつ安心へ向かう流れの絵本

絵・空気感:

やさしい安心感があるしんみり

こんなときに向く:「眠れない」「ひとりだと落ち着かない」という不安が出やすい子

寝かしつけで使いやすい理由:眠れない気持ちを否定せず、その不安に寄り添う形で話が進みます。寝つけない子の気持ちを受け止めやすく、3〜5歳の不安に合いやすいです。

注意点:不安に寄り添う話なので、その日の状態によっては逆に気持ちがそちらへ向く子もいます。怖がりが強い日は反応を見ながら使った方が安全です。

やりがちな失敗

  • 寝る前なのに、子どもが好きそうなにぎやかな本を選ぶ
  • 笑わせて満足させようとして逆に目が冴える
  • 読み終えたあとに会話や遊びが広がる
  • 本を何冊も追加して「寝る時間」を長くしてしまう

読み方のコツ

  • 読む前から照明を少し落としておく
  • 声量は小さめ、テンポも昼より遅めを意識する
  • 絵本は1冊、多くても2冊までに固定する
  • 読み終えたら、そのまま眠る流れに入る

もっと詳しく知りたい方へ

「なぜテンポが速い本だと寝る前に興奮しやすいのか」「避けたい本の特徴を先に整理したい」という方は、補助記事もあわせて読むと選びやすくなります。

→ 寝かしつけで興奮する子:テンポが速い本を避けるべき理由と代替案

迷ったらどう選ぶ?

興奮しやすい子には、「好きそうな本」より「声を落として読める本」を選ぶ方が失敗しにくいです。 まずは短くて静かな1冊に固定して、毎晩同じ流れで使ってみてください。

まとめ

  • 興奮しやすい子には、楽しい本より静かで短い本を優先する
  • 0〜2歳は長さと繰り返し、3〜5歳は安心感と静かな物語性が重要
  • 絵本は1冊に絞り、毎晩同じ流れで使う方が安定しやすい
  • テンポが速い本や刺激の強い本を避ける理由を詳しく知りたいなら補助記事が役立つ

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